週刊ゴルフダイジェストに私のパッティング理論が掲載されました

(C)『週刊ゴルフダイジェスト』(2025年12月30日号



このたび、『週刊ゴルフダイジェスト』(2025年12月30日号)において、私が長年現場で積み重ねてきたパッティング理論を取り上げていただきました。

今回の掲載では、これまで基本的に対面レッスンでのみお伝えしてきた内容、特に「ボールの見方(視覚の扱い方)」の重要性と、それに関連するバイオメカニクス(身体運動学)との関係について、紙面を通じて初めて公開しています。

なぜ今、この理論を公にするのか

ここ数年で、英語圏において「なんとなく感覚的に気づき、それを言語化し始めている人たちが現れている」と感じるようになりました。

これは、理論の成熟に向かう良い兆候である一方で、懸念すべき点もあります。

それは、こうした内容が断片的なまま独り歩きし、
誤解を伴って広まってしまうリスクがあるということです。

実際、2019年に私が「ゴルフダイジェスト・レッスン・オブ・ザ・イヤー」
ノミネートされるきっかけとなった「パッシブトルク」の理論も、
まさにそのような状況を経験しました。

誤解された形で拡散されていったことで、
本来意図していた内容との乖離が生まれたことは、
今でも印象に残っています。

だからこそ今回は、曖昧なまま情報を伏せておくのではなく、
「正しい理解の順番」に基づいて理論をお伝えすることが、
ゴルフ界全体の発展にとっても健全であると判断しました。

理解の順序を間違えなければ、
誰にとっても“再現性”の高い技術として
活用いただけると確信しています。

今回の記事で扱っている主なポイント

詳細については誌面をご覧いただければと思いますが、
今回取り上げている理論の核は、以下の3点に集約されます。

  • 「狙い」ではなく「見方」から設計すること
    ライン読みといった技術に入る前段階として、まずは「ボールやターゲットをどのように視覚的に捉えているのか」という部分が、ストロークの質を大きく左右します。視覚の扱い方は、結果に直結する根幹の部分です。
  • クラブの形状、サイトライン、パターン、本数などによって「狙い」が変化するという事実
    クラブの見た目や構造による微妙な違いが、プレーヤーの「狙い」の認知に作用するという点は、あまり言語化されてこなかった部分です。これらが実際のストロークに与える影響を整理しています。
  • パッティングにもバイオメカニクスの要素が存在すること
    大きな動きが少ないからこそ、わずかな差異が結果に大きく影響するのがパッティングです。だからこそ、身体の使い方や姿勢、視線の安定など、運動学的な観点から見直す必要があるのです。


ご興味をお持ちいただけましたら、
ぜひ『週刊ゴルフダイジェスト 2025年12月30日号』をご一読ください。

今回の内容が、誤解されることなく、
そして必要としている方の元に正しい形で届くことを、心より願っております。

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この記事を書いた人:KENTARO ISHIHARA
15年間シンガポールを拠点にプロツアー参戦と指導経験を積み、現在は日本でプロコーチとして活動中。25年以上のプロゴルファー歴と世界中で学んだ理論をもとに、独自の「KIGOLF理論」を構築。クラブチャンピオンからプロ志望者、現役プロまでが信頼を寄せる本格的なレッスンを展開している。

・AimpointインストラクターLV2・Dr Kwon's BiomechanicsインストラクターLV1・Bio Swing DynamicsインストラクターLV2・Singapore PGA・Edel公認フィッター 詳しいプロフィールはこちら>>>

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