最近は色々な練習器具や高性能なビデオ、iPhoneで手軽に出来る解析アプリなどが普及し、誰でも簡単に無料でスイングを解析出来る様になりました。
この便利さが実は落とし穴だったりします。
簡単に解析出来るのは喜ばしいですが、
解析した所で地図を持っていなければ宝の持ち腐れと成ります。
解析してどのように変えて行くか?が重要と成ります。
そもそも解析の方法が間違えているかもしれません。
画面に線を引いてスイングプレーンを確認する・・・
これiPhoneで誰でも出来ます。
友達で取り合って、オンプレーンとか、
何とか話し合っているのを練習場で見かけます。
プレーンを確認する時には、ダウンスイングとフォロースイング両方確認して、
3次元でスイングプレーンを確認しなければオンプレーンかオフプレーンか分かりません。
ただダウンスイングだけ確認している人が多いようです。
本当にプレーンを見たい時には後ろから線引いただけじゃ駄目だという事です。
これも地図を持っていない典型的なパターンと言えます。
話が脇道にそれたので戻しましょう
オンプレーンに乗せる事も大事ですが、
どのような経緯でオンプレーンに乗るかを知る事がもっと重要です。
見かけだけプレーンに乗っていても、
そこにフィーリングが無ければ再現性は低いと言えます。
例えばオンプレーンに乗せた状態の途中の位置、
テークバックでクラブが腰の位置を3時、
フォローを9時としましょう。
巷で言われている、9時-3時ドリルというやつです。
3時が正解なのだから、プロもみんな3時に下ろしてるからと、
トップの位置から、3時にめがけて一気に下ろす・・・
どうなると思います?
大抵はオーバーザトップ(OTT)になります。
キャスティングとも呼ばれていて、
俗にいうアウトサイドから降りてくる事を指します。
それはなぜかというと、目はクラブよりもかなり上にあります。当然ですが・・
クラブを握り上から見ている為に、
本人は3時のつもりでも2時から落ちてきます。
目線のズレです。
もし、目がグリップエンド後方についていれば
このような事は起きにくいと思います・・
更に言及すると一般的なダウンスイングは、
直線的に3時の位置に降りてくるのに対して、
ボールストライカー達は、
結果的に3時に入ってきますが3時に入ってくるルートが全然違います。
クラブが降りるルートが違うので、
プレッシャーポイントが生きてきますので、
そこには感覚が宿ります
ですから再現性が高くなり、
生きたスイングが出来る様になるという訳です。
もしあなたがダウンスイングで3時に下ろす際に、
真っ暗な暗黒に向かってクラブを下ろしている様な感覚があり、
恐怖を感じているのであれば、たとえ3時に下りていたいたとしても
間違いだと言えます。
それはあなたが地図を持っていないからです。